r.g.b(反抗期)

さて、ところで、なんの話をしようゆだねることは難しいパスどうしてもなんとかしようとしてしまうパスやりきりたいこのままパスもうすぐ朝がくるパス負えない責任なんかいらないパスまだやれるパス (電車のドアが開く)優しくなんかなりたくないパス 断りた…

ごめんなさいありがとう

知ってるはずの話をして知らないフリをされる優しい人だとわかる知らないはずの話をして驚かれる素直な人だとわかるどこまで走ってもどれだけ大人ぶっても守ろうとしているのに守られてしまう私は人が好きで良かった

いってきます

おはようどちらでもあるためにここにいるわかってもらうことが目的ではないのに、わかってもらえなくて悲しいことがある戻らないことだけが確かどんなに誰もが無関心に見えてもどんなに私が無関心だと言われてもここにいようと決めました

まだ知らない夏

最近よく夢をみる 思い出そうとするそばから忘れていく感覚と寝ぼけた頭で戦って あきらめたみたいに洗濯機をまわす 朝ごはんをつくっても つくり終わったころにはもう満足してしまっていて 食べることが作業のようになってしまう朝がある 今年の家の前のち…

03191423 窓際

声から忘れていくのだ。と聞いたことがある どんなに大切に思っても どれだけ写真に撮りためても 忘れてしまうのだろうか あの人の声を

ありとあらゆる場所でのナンセンス

私の侵したことそれにどんな文句があっても誰かのせいにはしたくないから誰にも何にも属したくはないと思うことがあるよくあるこの時、この場所にいて騒がしい人も、そんな関係も考え直したほうがいいですよ例えば私はそう思う内ではなく外からなら言えるこ…

知らない夏

夜になれば涼しくなる 昼間は、まだ5月だっていうのにひどく暑い一日だった 目が覚めると、 テーブルには空のペットボトルが転がっている カーテンが揺れる窓の外は暗い はじめての引っ越しをして3ヶ月が経つ 家のすぐ前の通りでは、この時期小さなお祭り…

なにをおもって

同情はいらない 安い その口をふさぎたい 遠く離れた大事な人の体の調子がわるいと聞くできることがない と思うできることはないのか 神頼みなんてしてみる 馬鹿みたい 意味はない ださい それなら軽蔑するあの人よりも私のほうが できることはないのか 近く…

美しさを

真っ当な 人の真っ当さに いつでも気づけるように まいにち人は眠るのかも 食べないよりも 眠らなければ人は死ぬってさ なにか秘密の理由があるかもよ 美しさを 隣の人の救われないセリフ 言葉の通りじゃないのよ 美しさを 無防備な瞳 本人も気づかないうち…

部屋の記憶

ここには誰もいない 時間が横たわっているだけ そこにある机は 誰かが使っていたものだろうけれど それがいつのことだったかなんて 知ってる人は もうどこにもいない 冷たい壁も 同じようにして 誰かがいつか触れたかもしれないけれど それがいつのことだっ…

私が腐る前に

足元はもう十分 毎日まいにち 踏みしめている 良い良い土が 待ってくれている 腐らないからって甘えていたら 心が固くなっていた いらないよ もう これ以上は 求めたりしないよ もう これ以上は 清く正しく傷つくよ

冬のはじまり なんてことないある夜の話

店を決める前からもう、その雨のようなものは降り始めていた これはただの水だから大丈夫だよ 濡れない 肌寒かったけど どうしても外で暖かいものが飲みたかった 季節はずれのオープンテラスを指差す 返事は聞く前からわかっている 私たちはノーと言わない …

わるぐち

ふかく傷ついたことがあるのだろうきっと問題はないどちらもとびきりやさしい人言いたいなら言ってよ わるぐち忘れるのは得意なの言いたくないなら そのままであなたが守ったものわたしも守るよ

景色を変える

例えば 歩道を歩いているなら、その端のちょこんとしたブロックに乗ってみる すりガラスの窓を少し開けてみる 秋の風がゆっくりと部屋の中に入ってくる そんな風にして それだけで見えなかったものは見えるようになると私は思う 目をぎゅっと瞑ってみて まぶ…

ふんだりけったりマンデー、の結末

朝から晩まで働いた日 帰りの終電では、眠ってしまっていて、降りるひとつ前の駅で目が覚めた あそこで起きて、電車のドアの側にでも立っておけばよかったんだな もう一度起きたら、降りる駅のドアがちょうどしまった 終電で寝過ごしてしまったことは実はも…

ネットをひらけば、なんでもあるかと思いきや 本当にいま欲しいものは、なんにもないなぁ 最近 twitterにつぶやくことが思い浮かばないなぁ そんなものはじめからなかったのかも 便利なことは、つまり、便利だということで どうやらそれ以上も以下もないよう…

今日は雨

自然と優しくなれる日も 言葉の裏の裏みたいなものまで、 ひどい時は人の笑顔の裏まで、 疑ってしまうような日もある 人の気持ちを勝手に読もうとするなんて、読めると思うなんて 失礼な、無遠慮な、バカみたいな話だなと我ながら思う そんな時、頭のなかに…

夏の終わり なんてことないある夜の話

半分の月は少しオレンジがかって、 絵に描いたよう、溶き卵みたいな薄雲がかかってた 大きなトラックが通ると、大きな橋も揺れる おもしろがって橋の上でジャンプすると、やっぱり、橋は揺れた 話す言葉も話題もなんだってよくて、もう言葉じゃなくてもいい…

ラブレター

岡崎京子さん 私はあなたに会ったことがないけれど あなたのことがとても好き 私の あなたの 人の 存在のたえられない軽さは 描きだされることによってのみ 救われるのかもしれない そんなことをおもったりしました ありがとう。